2017年3月24日~26日

関東給食会の農産部会として四国の産地視察へ行ってきました。

まずは愛媛県の松山空港から最南端の町、「愛南町」へ。

愛南町はカツオ漁や養殖業(真鯛・ブリ・カキ・真珠など)が盛んな町です。

今回は弊社でも取り扱っている養殖真鯛の飼育・加工の現場を見てきました。

船着き場と養殖場の風景です。

一つの囲いの中にはサイズによって約2万~1万匹の真鯛が飼育されています。

ここでは稚魚から育てて3年ほどで出荷できるサイズになるそうです。

とても透明度の高い海で、色鮮やかな真鯛が元気に泳いでいました。

 

 

水揚げされた真鯛はすぐに加工場へ運ばれ、熟練した職人により三枚下し・切り身・角切りなど注文により加工されます。

加工された真鯛は急速冷凍し、金属探知機を通り、注文先へ発送されます。

この真鯛は近年、学校給食で主にハレの日メニューの鯛めし用としてたくさんのご注文をいただいています。

↓愛南真鯛の紹介です。

http://www.town.ainan.ehime.jp/kanko/sightseeing/taberu/madai.html

次にご紹介させていただくのは「みかん職人 武田屋」さんです。

武田屋では様々な柑橘を栽培していて、弊社からは1年を通して旬のものをお届けしています。

圃場では4月からご案内する「河内晩柑」がたくさんなっていました。

武田社長の案内の元、5つほどの圃場を視察してきました。

武田屋では愛媛県~高知県にわたり数十もの農園を管理していて、一番古い河内晩柑の木々はなんと40年を超えるものもあります。

 ←樹齢40年を超える河内晩柑の木です。

今も現役でたくさんの果実をつけています。

老木になると大きく美味しい実が出来やすくなりますが、隔年結果(一年おきに豊作不作を繰り返す現象)がはげしくなります。

この木は今年、頑張っているので来年はお休みですかね

武田屋の河内晩柑は「木成り完熟」

注文が入ってから農場へ行き、必要なサイズを必要な数だけ収穫しているそうです。

従業員のほとんどが女性で、丁寧に品質チェック~箱詰めをしてくださっていました。

また農場での作業はシルバーの方々を積極的に雇い、地域への貢献も大事にしているそうです。

 

←農薬散布機です。

武田屋の河内晩柑は「特別栽培農産物」です。

消費者により自然で安全なものをという思いで手間をかけて栽培しています。

↓特別栽培についての詳しいご説明はこちら

http://www.maff.go.jp/j/jas/jas_kikaku/tokusai_a.html

↓武田屋さんのホームページです。

http://www.takedanouen.com/

以上、簡単ですが四国産地視察のレポートでした☺

中島食品では「産地」と「東京都の給食を食べる子供達や職員」の皆様をつなぎ、より良い食材をお届けするお手伝いをこれからも全力でやらせていただきます!